投稿日:2025年10月22日 | 最終更新日:2025年10月22日
このブログ「孤独と銀河の散歩道」では、「自己理解」「発信」「生き方」をテーマに、心理学や日常の気づきをもとにした記事を発信しています。
発信という言葉がまだ重く感じていたころは、誰にも見せずにノートに感情を書いていました。
ただ書くだけで脳みそが整うような、そんな時間でした。
誰かに届かせようとするより前に、「書かずにはいられない」感覚のほうが強かったと思います。
私はもともと、ひとつのテーマに絞って発信することが苦手でした。
その時の心の状態や、考えている深さによって、書きたい言葉や、届けたい層が変わってしまうからです。
けれど、それは「迷い」ではなく、私にとって自然なことでした。
人の心にはいくつもの層があって、どの層にも本当の自分がいる。
だから、発信の場所も分けたほうが、呼吸しやすいと気づきました。
発信は、自己理解のプロセス
私にとって、文章を書くことは「誰かに教える」よりも、「自分を整理し、理解する」ための行為です。
書いているうちに、最初に思っていた言葉が変わっていくことがあります。
たとえば「腹が立つ」と書いていたのに、途中で「あ、これは悲しかったんだ」と気づくような瞬間。
その小さな発見が、私にとっての「癒し」に近いのかもしれません。
日々の中で感じた違和感や、うまく言葉にできなかった気持ちを整理して、文章として外に出すことで、ようやく「そうか、私はこう感じていたんだ」と腑に落ちることがある。
それが、自己理解の瞬間です。
そして、その言葉が誰かの心に届いた時、「私が自分を理解することは、他の誰かが自分自身を理解するきっかけになる」と感じます。
だから私は、発信を「自己理解のプロセス」として続けています。
その過程で生まれた場所が、3つのメディアです。
3つのメディア、それぞれの役割

| メディア名 | 目的・テーマ | トーン | 想定読者 |
|---|---|---|---|
| 孤独と銀河の散歩道 | 自己内省・哲学・思想の整理 | 静か・詩的・個人的 | 自分自身 |
| 人生つまずき研究所 (つま研) | 心理学・自己理解をやさしく共有 | 面白く・わかりやすく | 人生の「つまづき」をきっかけに、理解を深めたい人 |
| note | 体験談・メッセージ・収益化 | 語りかけ・共感型 | 共感や気づきを通して、自分を見つめたい人 主に毒親育ち、HSS型HSP向け |
| 余白のメモ帳 (後述) | 日々の気づき・下書き的発信 | ゆるめ・実験的 | 自分自身(運営の練習用) |
それぞれの場所で、同じ「私」が、少しずつ違う温度で言葉を綴っています。
孤独と銀河の散歩道では、
心の深いところを探るように、静かな時間を使って、自分と対話しています。
「誰かに読まれる」よりも、「自分に向けて書く場所」です。
人生つまずき研究所は、銀河ブログで見つけた気づきを「どうすれば他の人にも伝わるか?」という視点で翻訳する場所。
心理学や自己理解の知識を、日常の言葉でわかりやすくまとめています。
noteは、その2つを社会に開くための「出入口」。
自分の体験を通して気づいたことを、読者と対話するような語り口で発信しています。
どれもバラバラに見えて、根っこは同じです。
「人の心って、こんなにも複雑で、やさしくて、変化していくものなんだ」ということ。
「余白のメモ帳」について
別の小さなブログ「余白のメモ帳」というサイトも運営していきます。
(まだ記事はありません)
こちらは、テーマを決めずに日々の気づきや言葉を残していく、実験的な場所です。
メインサイトとは少しちがう空気で、あわてず・つめこまず・感じたことをそのまま綴るためのスペース。
将来的には、このサイト群の中に統合する予定ですが、今は「試しながら育てていく」段階です。
場所を分けるという選択
以前は「発信をひとつにまとめたほうがいい」と思っていました。
でも、まとめようとすると、息が詰まってしまう。
私の中には、「伝える私」もいれば、「考える私」もいる。
「感じる私」も、「分析する私」もいる。
どの私も本物で、嘘じゃない。
ただ、深呼吸できる場所がそれぞれ違うだけなんです。
だから、私は場所を分けました。
- 感情を整える場所
- 考えを育てる場所
- 誰かに届くように発信する場所。
それぞれの空気を保つことで、どんな自分も、全部の自分に居場所があるように感じます。
これからの発信について

このブログは、私にとって「軸となる場所」です。
ここがあることで、他のメディアでも迷わずに言葉を選べる。
どんな発信をするときも、最初に立ち返る場所がここです。
これからも、3つのメディアを貫くテーマを見つめ直したり、新しい発信の方向を整理したりするためのベースとして、このサイトをゆっくり育てていきます。
私が書きたいのは、誰かを変えるための言葉ではなく、「自分を知りながら生きていく」ための記録です。
心理学・自己理解・生き方などを軸に、日々の中で気づいた小さな違和感や安堵、そこから生まれる「人の心の動き」を丁寧に見つめていきたいと思っています。
発信はゴールではなく、プロセスの一部です。
書くことによって、自分が何を感じているのかを確かめ、その過程で、誰かが自分自身を見つめ直すきっかけになればうれしい。
これからも、言葉を通して「心の地図」を描き続けていきます。
その地図はきっと、誰かと私のあいだをつなぐ灯りにもなる。
そんな発信を、少しずつ積み重ねていきたいと思います。
おわりに
もしあなたが、どこかで私の言葉に出会ったなら、もしかしたら私と同じように「自分の内側を旅している人」なのかもしれません。
私の文章は、誰かを導くためのものではなく、「迷いながら歩く自分」を確かめるための道しるべのようなものです。
どうぞ、あなたのタイミングで、心に触れた言葉だけを持ち帰ってください。
どの場所にも、あなたが安心して立ち止まれるように、言葉を置いておきます。