開業届を出したのは2018年のことです。
あの頃、収入はゼロでした。
フリーランスとして食べていく覚悟があったわけでもなく、とりあえず出した、という感じでした。
それから7年、「波に乗った感覚」は、いまだにありません。
数年間は収入ゼロ。
確定申告では経費の赤字だけ申告して、本業の税金が少し戻ってくる。
それだけでした。
それでも、やめませんでした。
今は、ちゃんと仕事になっています。
そして思うのは、このペースがいちばん自分に合っていた、ということです。
目次
開業届を出した理由

娘の3歳の誕生日に、開業届を出しました。
覚悟だったのか、記念だったのか、今となってはよくわかりません。
「家で働きたい」それだけでした
「フリーランスとして食べていく」という明確な覚悟があったわけではありません。
ただ、ずっと「家で働きたい」という気持ちがありました。
通勤も、オフィスの人間関係も、決まった時間に決まった場所にいることも、どこかずっと消耗していました。
それと、当時からワタナベ薫さんのブログをよく読んでいて、「こういう働き方があるんだ」と知ったことも大きかったです。
憧れて、真似して、とりあえず始めた感じです。

今もそんなに変わってない。
2年間、ほぼ無風だった

開業届を出してから約2年間、収入はゼロでした。
確定申告では経費の赤字だけを申告していました。
それでもやめなかった理由
この期間、私はブログだけを書き続けていました。
アクセスも少ない。
収益もない。
手応えというものが、まったくありませんでした。
それでもやめなかったのは、書くこと自体が好きだったからです。
結果より先に、書く行為そのものが性に合っていました。
目の前の数字ではなく、なんとなくの未来に引っ張られていた感覚がありました。
「いつかこれが仕事になる」という根拠のない確信、とまではいかないけれど、やめる理由も特になかった。

でも当時はそんなに頑張ってる感覚もなかった。
一度、別の方向に振り切った

2020年頃、流れが変わります。
ブログだけでなく、SNSを使った発信で収入を作るようになりました。
そして、人と直接関わる形の仕事も試してみました。
合わなかった働き方
カウンセリングの仕事です。
LINEでのやり取りは楽しかったのですが、対面に移行したときに「これはダメだ」と思いました。
私は、いわゆるHSS型HSPです。
新しいことへの好奇心は強いのに、刺激には消耗しやすい。
同期コミュニケーション(リアルタイムでやり取りする形)が、想像以上に自分のエネルギーを削いでいきました。
テキストで、相手のタイミングで受け取れる形で届ける方がいい。
そう気づいて、Webライターとして非同期で仕事をする方向に戻しました。

遠回りじゃなくて、絞り込みだったと思う。
商業ライターを始めて、初めて「居場所」ができた

2021年頃からブログで収入が発生し始め、2024年に商業ライターとして本格的に動き始めました。
「こんなに楽しくお金もらえるんだ」
商業ライターを始めたとき、めちゃくちゃ自己肯定感が上がりました。
それまで、社会に居場所がないような気持ちでいました。
会社員として働きながら、自分の場所がどこにあるのかずっとわからなかった。
でも、ライターとして仕事を受けて、納品して、「ありがとうございます」と言われる。
副業とはいえ、こんなに楽しくお金をもらえるんだと思いました。
自分のペースで、自分の言葉で働けることが、これほど自分に合っているとは思っていませんでした。

「早い人たち」を見ながら思っていたこと
副業やフリーランスの界隈には、早い人がたくさんいます。
始めて3ヶ月で月10万。
半年で会社を辞めた。
SNSを見ていると、そういう話がどんどん流れてきます。
速さより、止まらないことの方が大事だった
正直、早いな〜、いいな〜と思います。
でも、乗り遅れているとは感じませんでした。
HSP気質だからかもしれませんが、ペースを上げると確実にどこかで止まります。
無理なスピードで動いても、気力が先に切れる。
7年間でそれを何度か経験してきました。
それよりも、少しずつでも止まらずに動いている方が、自分には合っていました。
速く進む人の話を否定する気はありません。
ただ、自分には自分のペースがある。それだけのことです。

半分くらいは本当にそう。
遠回りに見えて、たぶん最短だった

開業届から7年。
振り返ると、ずいぶん時間がかかりました。
でも、このペースじゃないと気づけなかったことが多かったです。
合わない仕事を断れるようになったのも、非同期で働くことが自分に向いていると知ったのも、商業ライターという居場所を見つけられたのも、この7年があったからだと思っています。
遠回りしているつもりはありませんでした。
でも振り返ると、けっこう遠回りしていました。(しかもそこそこ長い)
まとめ
これはまだ途中の記録です。
完全フリーランスになって半年、不安がないわけではありません。
でも、無駄な悩みがなくなりました。
全部自分でコントロールできる分、消耗の仕方が変わった感じがしています。
副業やフリーランスの界隈では、早さや売上の大きさが目立ちます。
でも、コツコツ悩みながら7年かけてきた人間もいます。
遠回りしてもいいんだと、誰かに思ってもらえたら、それで十分です。